クリスマスの贈り物をここに届けます。小さな贈り物ばかりです。賢治さんの「銀河鉄道の夜」から誕生した、朗読劇「銀河鉄道の夜」からさらに誕生した、メンバーたちの小さな思いから誕生した、小さな贈り物ばかりです。そして、もしかしたら(本当にもしかしたら、もしかしたら)、それはちょっとは役に立つかもしれない。ちょっとは、ほんのちょっとは。もしかしたら、(本当にもしかしたら)それは、ひとつの青い照明のように、灯るかもしれないのです。ツリーのまわりで。上で。あなたのかたわらで。
古川日出男
さぼり上手になりなさい、背負い込んじゃうタチだから
大きなアイが見ているよ
少年よ、君は歩いてく、つまづかないように俯いて
大きな空が見ているよ
君は強くなりたいスーパーヒーロー
まだ子どもだけど
どんな遠い星もきっと見える
誰かさんみたいに
少年よ、君は歩いてく、悲しい夜には空を見て
大きな星を探してる
言葉にできずに泣きなさい、男の子でも泣いていいさ
大きなアイは見ているよ
君は強くなりたいスーパーヒーロー
まだ子どもだけど
どんな遠い星もきっと見える
あの人みたいに
耳を澄まして背伸びをしてる
今夜は星がキレイだ
君は強くなりたいスーパーヒーロー
どんな遠い星もきっと見える
輝いてるよスーパーヒーロー
どんな遠い星もきっと見える
少年よ君はスーパーヒーロー
少年よ君はスーパーヒーロー