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古川日出男の「朗読空間」とは

声と言葉のパフォーマンスである朗読は、文学なのか、半分は音楽なのか?あるいは演劇に近接するのか、ダンス的な表現にも近づくのか?しかし「正解がある」と思う態度にこそ、もしかしたら致命的なエラーは孕まれる。雑種の芸術として、文学の雑種として、ただ視聴される空間がそこにある。

メガノベル『聖家族』から、2011年以降の日本に呼びかける「東へ北へ」。
朗読のポテンシャルの臨界点はどこに?あらゆる<表現>がパフォーミング・アーツの同一ステージに立つ「声を狩る」。
2013年.デビュー15周年を迎えた小説家・古川日出男が、ふたつの朗読イベントを軸に、ジャンルを越えたアーティストとのコラボレーションで朗読の可能性を問うプロジェクト「朗読空間」を始動。