「この日本列島のどこにいても、東という方角はあり、北という方角はあります。その二つの方角が重なるであろう土地に向かって、小説家が朗読し、ダンサーが踊り、音楽家たちが奏でて歌ったのが前回2011年７月の『東へ北へ』（SARAVAH東京にて開催）でした。義捐金を送らずとも、念を、すなわち義捐念を送れる——。そんな覚悟もありました。今度も僕の大著『聖家族』と、もう１作、『馬たちよ、それでも光は無垢で』を素材に、朗読のための進化した「空間」を新たに隅田河畔に現出させます。強力なメンバーを呼び集めて。

古川日出男」

震災後、福島出身の小説家・古川日出男がはじめて行なった朗読イベント「東へ北へ」。東北六県を描き出した大著『聖家族』の自らの朗読に、深い親交のあるダンサー・黒田育世（BATIK）、ミュージシャン・松本じろ、小島ケイタニーラブの即興的表現を交え、東北への想いを静かに強く呼びかけました。
あれから2年、震災直後に東北を目指し、思いを綴った自著『馬たちよ、それでも光は無垢で』を加え、共演者として新たに、同郷の音楽家・大友良英、女優・北村恵を迎え、朗読×踊り×音楽×演劇を通じ、東へ北へ思いを届けます。

【出演】古川日出男、小島ケイタニーラブ、北村恵、黒田育世、松本じろ、大友良英
【日時】2013年 8月10日（土）OPEN：16：30　START：17：00（16：00より整理券配布）
【会場】アサヒ・アートスクエア
【料金】前売 3,800円（ドリンク別） ／ 当日 4,200円（ドリンク別）
【予約】こちらのフォームよりご予約ください

【お問合せ】info@furukawahideo2013.net
【企画・制作】Pool Side Nagaya
【協力】プロジェクトFUKUSHIMA!、集英社、新潮社　アサヒ・アートスクエア協力事業
【スタッフ】
音響：川島寛人（RIME株式会社）

照明：古橋瞳
舞台監督：西川也寸志
映像撮影：河合宏樹、新見知哉、森重太陽（Pool Side Nagaya）

フライヤーデザイン：椚田透（nix graphics）
WEBデザイン：青木友美
制作宣伝：浦谷晃代（Diet Chicken）

Thanks to
朗読劇「銀河鉄道の夜」
戸田史子（F/T）
SUNNY BOY BOOKS