銀河鉄道 写真館

2021年3月11日の「コロナ時代の銀河」公演公開に向け、過去の公演の一部を朝岡英輔が撮影した写真と共に紹介する「銀河鉄道 写真館」を開館(オープン)します。

古川日出男、管啓次郎、柴田元幸、小島ケイタニーラブ、河合宏樹の5人が、朝岡が撮影した写真の中からとっておきの1枚を選び、コメントを寄せました。朝岡がセレクトした数枚もあわせ、写真とコメントで各公演を振り返ります。

全国をめぐった朗読劇「銀河鉄道の夜」。その軌跡を5回にわたり紹介していく写真館に、ぜひお立ち寄りください。

第1回 2月11日公開

第2回 2月17日公開

第3回 2月24日公開

第4回 3月3日公開

第5回 3月10日公開

★各回 深夜0時に更新


<撮影>
朝岡英輔(あさおか・えいすけ)
初めて撮影した朗読劇「銀河鉄道の夜」の写真を見返してみて、あぁこの時はまだ、あの本やあの歌は書かれていないのだなと不思議な気持ちになった。自分自身も独立して月日の浅いときだった。ここから始まって「銀河」からは本当にたくさんのものをもらった。自分には行く理由がないからと訪れていなかった東北へ行く機会をもらったのも「銀河」からだった。 「銀河」は他のどんな被写体にも似ていない。その例をひとつを挙げるとすれば、4人ーー古川さん、管さん、柴田さん、小島くんーーの中から発光する少年性とでも言うべきもので、それがまるで彗星の尾のように輝いて見えるときがある。もし写真を見て、少しでもその光を感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。

1980年生まれ。写真家。作品集『it’s a cry run.』、共著に『花冠日乗』(詩:野村喜和夫、音楽:小島ケイタニーラブ、白水社)。カバー写真担当の書籍に乗代雄介『最高の任務』(講談社)、フレデリック・ルノワール『スピノザ よく生きるための哲学』(田島葉子訳、ポプラ社)、林奕含『房思琪の初恋の楽園』(泉京鹿訳、白水社)、福田若之『自生地』(東京四季出版)など。CD/DVDジャケットに打首獄門同好会『2020』、後藤まりこ『m@u』、DOTAMA『悪役』、小島ケイタニーラブ『It’s a cry run.』、BTS『WAKE UP: OPEN YOUR EYES』他。日本連句協会の企画『ミーツ連句』では動画制作を担当。

https://asaokaeisuke.tumblr.com/

朝岡英輔